2024年06月24日

新緑の西洋館の庭を描く^^

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〈新緑の西洋館の庭〉


古い西洋館と新緑の樹木がある庭。
とても素晴らしい雰囲気だ。
木のベンチに腰掛け、じっくりと時間を過ごしたい。
そんな気持ちにさせる空間である。


mmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmm




夢二展を観に東京都庭園美術館へ^^
今年で生誕140年の竹久夢二。

夢二の作品を観に今まで数多くの美術館、記念館等を訪れた。
今回の夢二展は、その中でもめっちゃ良かった。
と言えるそんな作品の展示だ。何しろ展示作品の多さ!

また他の美術館とは異なり、この美術館本館は
かって朝香宮家の自邸であったため、館内は生活空間に施された
立派な美しい装飾が見られ、作品と共に素晴らしい空間を創りだしている!

そして今回の楽しみ!
それは夢二の描いた油絵を多く展示!
彼の油絵は少なく、現存するだけでも約30点!
中々、お目にかかることがない。

下記の案内パンフに掲載されている2点の油絵。
「アマリリス」と「西海岸の裸婦」
アマリリスは長期、所在不明であった。
近年の調査で発見されたようだ。
これが見れるのは今回の特典だ!

夢二は元々はグラフィックデザイナーである。
また詩人でもある。あの「宵待ち草」などを作詞!
商業的な分野で仕事をしていた人だ。
銀座、千疋屋や三越の広告などをやっていた。
また雑誌の挿絵や装丁!そして1009年に「夢二画集 春の巻」を刊行!
夢二の描く美人画は評判を呼び、人気となる。

夢二の描く女性は、皆すらりとした細い線の美人画だ。
大きい目、小さい口、伏し目がちのそのもの憂げな表情。
ちょっと鬱な感じがする。華やかな服装だが陽気さに欠ける。
そんな夢二の作品を見ていると、描かれた人物はみな
今にでも自殺でもしてしまうのでは?なんて思ってしまうオッサンである。



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夢二パンフ.JPG



夢二化粧の秋.jpg
「化粧の秋」


切支丹波天連渡来乃図.jpg
「切支丹波天連渡来乃図」


夢二加茂川.jpg
「加茂川」


夢二の晩春.jpg
「晩春」


我が家の夢二、黒船屋.jpg
「黒船屋」

夢二の代表作「黒船屋」
この作品は今回は展示されていない。
だが、多くの作品を見たが、やはりこの「黒船屋」が一番オッサンは好きだ。
大正ロマン漂う、抒情的な美人画。
もうウン十年前になるが、銀座の某デパートで開催されていた版画展を観た。
一見してこの作品に魅かれ好きになった。
その場から離れられなくなってしまったオッサン。
その時以来、我が家の和室には、この「黒船屋」が飾ってある。


スッキリした構図。また色合いが良い!
黄八丈の着物をまとい、黒猫を抱いたモデルは、夢二の恋人「お葉」である。

夢二は女性なしでは、生活できない、そんな男だったようだ。
でも決して多くの女性とではない。
正式に結婚した女性「たまき」そして恋人の「彦乃」にこの「お葉」である。
「彦乃」と「お葉」とは結婚はしていない!

余談だが、オッサンが持っているこの黒船屋は彫り、刷りが最高!
色彩がめっちゃ素晴らしい!
今まで多くの「黒船屋」を見たが、我が家のが最高に素晴らしい!


●夢二の作品写真はお借り致しました。


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posted by ごくさん at 06:00| Comment(16) | 透明水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
竹久夢二は憧れでした。乙女心を擽ります。
東京都庭園美術館は王子から乗り換えなしで行けるのに、
いつか行ってみたいと思いながら今日に至ってます。
本当に今がチャンスなのかも・・

〈新緑の西洋館の庭〉が素敵です!
ゆったりした気分になりそう。
Posted by 太巻きおばば at 2024年06月24日 21:26
ごくしげさん、こんばんは。

「新緑の西洋館の庭」の絵、素敵ですね。
柔らかいタッチと緑の葉が涼やかで、ベンチに掛けてゆっくりしたい気分になりますね。

東京都庭園美術館に夢二展を観に行かれたのですね。
いいですね。

私が観たことがない作品がほとんどです。
竹下夢二美術館には行ったことがありますが、この展覧会の絵は素晴らしいですね。
「黒船屋」の絵は、前にブログで見せていただいたことがあって、素晴らしいと思いました。
この作品を所蔵しておられるって凄いですね。
Posted by sara2sara22 at 2024年06月24日 22:15
★太巻きおばばさん、コメントありがとうございます^^

 竹下夢二さんの作品、好きなんですね。
 東京都庭園美術館へ観に行かれるとよろしいのでは。
 夢二美術館はけっこうありますが、
 今回、開催されているこの「生誕140年展」は
 今までのより展示点数も多く、楽しめるのでは。

 今回の作品、お褒めの言葉ありがとうございます。
 入梅となりましたね。
 今日も気温が高く、とても暑い日でした。
 これからはこんな日が続くのかと思うと嫌ですね。
Posted by ごくしげ at 2024年06月24日 22:54
★saraさん、コメントありがとうございます^^

 嬉しいお褒めの言葉ありがとうございます。
 西洋館は緑の樹木に映えますね。
 そうですね。ベンチに腰掛け、ゆっくりしたい
 そんな気持ちになりますね。

 今回、東京都庭園美術館で開催されている
 この「生誕140年展」は展示作品も多く
 とても見応えがありました。

 「黒船屋」は夢二の代表作であり
 一目ぼれしてしまった作品です。
 もう長いこと毎日見ていますが、
 未だに素敵な作品だなぁ〜と思っています。

 
Posted by ごくしげ at 2024年06月24日 23:05
ごくしげさん、こんばんは。
「新緑の西洋館の庭」、新緑と西洋館の壁の
コントラストの対比が歴史を感じさせてくれ、
素適です。
竹下夢二展、圧巻の展示だったようですね。
ご堪能できて良かったです。
Posted by ichan at 2024年06月25日 01:37
★ichanさん、コメントありがとうございます^^
 
 ありがとうございます。
 古い西洋館に緑や、壁をつたう蔦などは
 とても情緒あり素晴らしい風景ですね。

 今回の「生誕140年展」は展示数も多く
 また、今まで見たことのない作品も多くありました。
 油絵はあまり描かない夢二の少ない油絵を
 見ることもできました。
Posted by ごくしげ at 2024年06月25日 09:42
西洋館のお庭のベンチに座り、何も考えずにボーっとしている自分を想像しました。
心地よい風が日頃の疲れを持って行ってくれそうで
爽やかな素敵な絵の中でエネルギーを充電出来そうです。
多分実際の風景より癒やしの空間だと感じます。
”黒船屋”は夢二さんのなよっ!とした独特の女性像が感じられますね。
和室で鑑賞できるっておしゃれ〜*^^*
Posted by Keiko at 2024年06月25日 14:23
西洋館のお庭素敵ですね〜
大木のみどりと建物がぴったり
このベンチでゆっくりとしていたいです〜
涼しさも伝わってきています。
Posted by noko at 2024年06月25日 20:28
★keikoさん、コメントありがとうございます^^

 好奇心旺盛で活動的なkeikoさんですから
 中々ゆっくりした時間を過ごすことは少ないのでしょうかね。
 私の絵を見ての嬉しい言葉ありがとうございます。
 緑多い、落ち着いた空間で、たまにはゆっくりしたいなぁ〜
 と仰る気持ち分かります。

 夢二氏が描く、ちょっともの憂げな美人画に魅かれますね。
 「黒船屋」はすっきりとした構図も色彩も好きです。
 
Posted by ごくしげ at 2024年06月26日 08:23
★nokoさん、コメントありがとうございます^^

 嬉しい言葉ありがとうございます。
 暑い日が続いていますね。
 湿度も高く、蒸し暑い毎日。
 そうですね。爽やかな緑ある風景の中で
 ゆっくりしたいですね。
Posted by ごくしげ at 2024年06月26日 08:28
ごくしげ様、こんにちは。

西洋館の庭は、いい感じですね。
ほんと、ベンチに腰掛け、時間を過ごしたい感じです。
・・・・
夢二という方の、作品展ですか。
この方は、美人画(女性画)が、多かったのでしょうか?
どの女性も、独特の雰囲気で、描かれていますね。
和室に、【黒船屋】が飾ってあるとか。
粋ですねー。(笑)
Posted by G&G at 2024年06月27日 14:58
★G&Gさん、コメントありがとうございます^^

 爽やかな緑のある西洋館^^素晴らしい空間です。
 私も同じ!ベンチに腰掛け、のんびりしたくなりますね。

 そうですね。夢二は美人画を多く描いていますね。
 そのモデルの女性たちは、ちょっとうつむいた
 感じの女性が多いです。
 はい、「黒船屋」があります。
 夢二の代表作です。好きな絵です。
 和室にはよく似合いますね。
Posted by ごくしげ at 2024年06月27日 20:38
ごくしげさん、おはようございます!

竹久夢二、かなり前に美術館で見たような。
どこだったかなぁ。
どの絵も哀愁が漂う作品だった記憶があります。

「描かれた人物はみな・・・」

分かる気がします(笑)

というか、あえて人生に闇を抱えてそうな人物を
モデルにしているんですかね(笑)

Posted by マヤリモ at 2024年06月28日 07:59
★マヤリモさん、コメントありがとうございます^^

 竹久夢二の作品展示の美術展って
 けっこうあるので、きっと観たことあると思います。

 彼の描く人物はみな伏し目がちで、顔をちょっと下げた
 そんな絵が多いですね。
 そこがまた魅力となるようですね。
 また、このような表現が夢二の個性ともなっているのでしょう。
 その中でも「黒船屋」はちょっと明るさがあるのでは。
 きっと、大胆な構図と女性の着物、黄八丈にあるのでは。
Posted by ごくしげ at 2024年06月28日 11:20
新緑の西洋館の絵、とても素敵ですね。
こういう風景は私の大好物です。
赤レンガorスクラッチタイルの外壁、
縦長のアーチ窓。そこに新緑の木々が
彩りを添えて…。絵の中に身を置いてみたい、
このベンチに座ってみたい気がしました。
庭園美術館、今は竹久夢二展をやってるんですか。
実は、私の記念すべき第一回目のブログ記事は、
この庭園美術館をテーマにしたもの。
以来、10回くらい記事にしたんじゃ無いでしょうか。
その懐かしい美術館で、竹久夢二の
貴重な油絵が見られるなんて、素敵な話ですね。
Posted by yasuhiko at 2024年06月28日 21:45
★yasuhikoさん、コメントありがとうございます^^

 嬉しい言葉ありがとうございます。
 赤レンガの西洋館はとても情緒あり私も大好きです。
 蔦がはえていたりすると尚更良いですね。
 そうですね。こんな景色の中に身を置いて
 ゆっくりした時間を過ごしたい。
 そんな気持ちにさせますね。

 そうでしたか。
 ブログ第一回目がこの庭園美術館がテーマでしたか。
 後程、覗いてみますね。
 10回も記事にしているとは!
 お気に入りの場所のようですね。
Posted by ごくしげ at 2024年06月29日 09:02
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