2022年12月15日

椿を描く^^

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〈椿を描く^^〉


山茶花が咲き、そして椿が咲く季節となった。
紅葉、紅葉!
と騒いでいたが、気が付くともう12月も半ば!
今年もあとわずか。
我が家の侘助も一つ咲き始めた。


mmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmm



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これが我が家の侘助だ。
おい、おい、色彩が違っているぞ。
たしかもっと赤いはずだったが。
これ、けっこう残念!
オッサンは真っ赤な侘助が欲しいのだ!


先日、新宿御苑へ行った。新宿駅は久し振りだ。
その時、JR中央東口の地下道に出て、メトロプロムナードへ。

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おぉ〜〜!懐かしい。

あのモザイクタイルの壁画がある。
これ、相当年数経っているのでは。
オッサンが若者の頃に既にこの壁画はあった。
ウン十年も前のことだ。
そしてこの壁画は何故か強く印象に残っている。

そして今、こうして見ても、若い頃見たあの新鮮さはそのままだ!

一体いつ、この壁画が作られたのだろう?
そして作者は?
気になったので調べてみた。

新宿の街の地下に広がる連絡通路「メトロプロムナード」
昭和34年に「メトロポリタンプロムナード」という名で開通!

そしてこのモザイクタイルの壁画は昭和39年に作られたようだ。
そうそう、まず作者が知りたいよね。
漆芸家の佐治賢使という人のようだ。
彼の作品を色々調べたが、伝統的な漆工芸の技術の中に、鋭い現代感覚を兼ね備えた
そんな独自の造形美がある。

漆工芸だけではなく、美術界に新境地を開いた人だったようだ。
彼は平成11年に85歳で既に他界されている。

このプロムナードの壁画は新宿の長い歴史を見てきたのだ。
その歴史をたどってみると、まぁ、色々あったようだ。
70年代に起こった学生運動。
ヘルメットをかぶり地下街をスクラムを組んで行進する学生。
80年代以降にはこのような学生運動も行われていない。

それに比べたら今は静かな平和で落ち着いたものだ。
高級ブランドのバッグを持った女性や
何も知らない20代の若者がこのプロムナードを歩く。

この壁画、流れがある。
鳥に熱帯魚が螺旋状の曲面により上手く流れを作り出している。
鮮やかな美しい色彩!夢と希望を呼ぶようなモザイクタイル壁画だ。
立ち止まり、この壁画を眺めてみた。




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posted by ごくさん at 00:00| Comment(20) | 透明水彩画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする